ランサムウェアとは、パソコンやファイルサーバのファイルを暗号化して使用不能にし、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求してくるマルウェア(悪意のあるソフトウェア)の一種です。
身代金要求型不正プログラムとも呼ばれています。
「身代金」の金額は数百ドル(数万円)で、時間が経つにつれ金額が上がっていくタイプのものもあります。
また、「身代金」を支払ってもファイルを元に戻してもらえる保証はないので注意が必要です。
↓感染すると下記のような画面を勝手に表示するようになります。
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【ランサムウェアの画面】
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■予防方法
ランサムウェアに感染しない為の対策を下記に示します。ご自身で設定が難しい場合は
当社にご相談ください。
・コンピューターのすべてのソフトウェアを常に最新の状態に保つ。
・迷惑メールや不審な Web サイトへのリンクを、開いたりクリックしたりしないようにする。
・ウイルス対策ソフトのパターンファイルを常に最新にしておく。
・ファイアウォールを常時有効にする。
■重要なファイルを定期的にバックアップする
基本的にはランサムウェアによって暗号化されたファイルは復元できません。そのため、重要なファイルについては、定期的にバックアップする必要があります。
なお、バックアップについては注意しなければならない事が有ります。
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| 【注意が必要な方法】 ファイルをそのままの状態でバックアップ(コピー)する場合はバックアップ媒体を取り外す。
常時接続されている USB 外付けハードディスク等にコピーしている場合は、ランサムウェア対策にはなりません。
バックアップをしたファイルも暗号化されてしまいます。この場合はバックアップが終了したら外付けハードディスクを取り外しておく必要が有ります。
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| 【推奨方法】 常時接続されたハードディスクにバックアップする場合は、Windows Backup や、サードパーティー製のバックアップソフトを使いましょう。
ランサムウェアはファイルの拡張子を見て暗号化するファイルとしないファイルを決めています。バックアップソフトが使用している拡張子は今のところ暗号化されていません。
※なお、バックアップにつきましては当社にてお客様へ最適な提案をしたいと思いますので、お問い合わせください。
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