災害発生時には、「被害状況の把握」と「安否確認」が最優先。通信障害がおこりやすい大規模災害でも継続した稼働を確保する 『緊急連絡網・安否確認システムオクレンジャー』。
電話やメールが不通になっても、通信環境さえあれば、PC・スマートフォン、フィーチャーフォン等、どの端末でも利用できる。徹底した顧客目線で、いつでも「つながる」ことを追求して進化を続け、現在では全国で累計約220万人の皆様にご利用いただいている。世の中のニーズが目まぐるしく変わる中でも、新たな可能性を模索し、常にベストを尽くす。
ここでは『オクレンジャー』のプロジェクトストーリーを紹介します。
STORY 01
1人1台のパソコンが当たり前になったインターネットの黎明期。
ホームページが更新されたら通知されると便利なのに…
そんな「あったらいいな」の発想が、今では累計220万ユーザーがいる『オクレンジャー』の発想の原点。
早速開発に着手したが、この仕組みがWindowsのOSに標準搭載され、この計画は断念。携帯電話をターゲットにして、新たなチャレンジに向けて舵を切ることとなった。当時はフィーチャーフォン(ガラケー)が主流の時代。次々と出てくる新機種に対応しながらの開発。そして2006年、ついに販売開始。
だが、機種が多く開発が対応しきれない…、電池の消耗が早い…。
これでは商品としてダメだという苦悩の日々が続いていた。
そんなとき、スマートフォンが登場。スマートフォンのOSは「Android」と「iOS」の2種類。これならいける!
STORY 02
「Android」と「iOS」対応の開発にトライ&エラーを続け、『学校の連絡網』としての活用イメージを確立。「お便りの印刷枚数を削減すれば環境問題にも寄与する」と、最初は佐久市内の小学校に提案したが、1年目は導入に至らず…。2年目は特別価格での導入となり、先生や保護者の皆さんに「便利」を実感していただくことが出来た。
そして先生の学校異動により、口コミで少しずつ拡大。テレビCMでのPRも始め、ついに特許申請、2011年3月11日特許許可となった。くしくもこの日は東日本大震災が発生した日。安否確認システムとしての運命と責任を感じながら、被災地域の学校にはオクレンジャーを無償にて提供させていただいた。オクレンジャーは、サーバーを国内外3か所に設置。大規模災害発生時でもシステム停止リスクを限りなくゼロに近づけている。
失敗しても「必ず製品化する」といった不屈の熱い思いと、たくさんの挑戦があり、そのすべてが現在のオクレンジャーにつながっている。
STORY 03
どれほど優れたシステムでも、緊急時に使えなければ意味がない。オクレンジャーは安否確認だけでなく連絡網としても活用できる。初めてのユーザーでも直感的に扱えるシンプルなインターフェースを実装し、マニュアルなしで手軽に利用できる。普段使いをしているからこそ、緊急時にもスムーズに活用できる。
社会のニーズに対応するため、オクレンジャーは進化を続けている。
2018年には、50名以上の企業に義務付けられた「ストレスチェック」、2023年には近年、深刻な被害をもたらしている「風水害」に対応するべく、「記録的短時間大雨」「土砂災害警戒情報」「指定河川洪水予報」「熱中症警戒アラート」等の機能を追加。
2024年には道交法改正に対応した「アルコールチェック」機能を追加するなど、多くのお客様に必要とされるサービスに育っている。
これからも技術開発に情熱を注ぎ、「人と人とをつなぐ連絡手段」を核としつつ、常に社会のニーズを捉え、柔軟かつ迅速な開発により更なる進化を遂げていく。
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