代表挨拶

社名の由来

社名「パスカル」の由来は、フランスの哲学者、思想家、数学者、物理学者、宗教者である、ブレーズ・パスカルからとりました。
「人間は考える葦である」の有名な一節を書いた人物、先駆けて機械計算機「パスカリーヌ」を開発した人としても知られています。
偉大な先人の名前を社名に、コンピュータの原型を想像したパスカルのように、常に想像しチャレンジ精神を持って、コンピュータ技術を駆使し、お客様の役に立つシステム開発を創造しようとの思いが込められています。

「見える化」技術で「DX」に貢献

パスカルのポリシーは、お客様の情報の「見える化」推進にあります。
お客様の役に立ちたい、システム技術で世界に貢献したいとの志を持って、常に一丸で新しい領域にチャレンジしております。

その技術の支えは、お客様のイシュー(課題・問題・本質)を見極める力でもあります。見極める力の源は、パスカルの経営理念「人と人とのコミュニケーションを原点に考え行動する」が支えであり、社員の姿勢は、日頃からコミュニケーションを意識し行動しています。

コミュニケーションロスは、仕事に大きな支障をもたらす恐れがあります。それは何故か?

システム開発で一番怖いのは、稼働後トラブルによりシステムがダウンすること、もしくはお客様が考えていた結果と大きく食い違うという点です。システム開発は、機能を分割して作業することが多く、よって開発担当者やお客様との意思疎通が密でないと、出来上がったシステムは使い物にならないことが多いのです。 特に、初期段階の基本設計ミスは致命的です。伝えたいことが伝わっていないとか、思い込みで設計してしまう等、情報が不十分なまま、或いはエビデンス(確証)がないまま行ってしまうことが原因と言えます。ですから、コミュニケーションを円滑にしないとイシューは見極められないと考えています。

株式会社パスカル 代表取締役 井上隆
今、新型コロナウイルスの感染拡大によって、コミュニケーションの形態が、リアルでの活動からWEBコミュニケーションへと常態化してきました。また、デジタル化の遅れは、日本の生産性の低さを浮き彫りにしました。コロナ禍で生まれた波は、「DX」(:Digital Transformation)の言葉となり変革の波へと大きなうねりを起きています。パスカルは人と人とのコミュニケーションを原点に、人と人との心を繋ぐ快適なコミュニケーションツールを創造し製品の提供を続けています。

迅速・確実・安全の連絡網「オクレンジャー」は、独自開発(特許)により、パスカルブランドとしてお客様に浸透しているサブスクリプション製品です。他にも、災害時に役立つ情報マッピングシステムとして開発を進めた製品「どこキャッチ」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、行動記録機能を長野県デジタル版県民手帳として追加提供しています。
「見える化」は、実態(情報・データ)を見える化し改善することによって生産性の向上に繋がります。正確な情報はコミュニケーションの原点です。パスカルの製品は、このように得られたデーターコミュニケーションに拘り、本質を見極めDX化に貢献していきます。

今私たちが力を入れていること

2011年3月11日の大震災は、世界中に大変な衝撃をもたらしました。大震災から10年以上が経ち、復興はまだ道半ばではありますが、この間にも全国各地で多くの災害が発生しました。その原因のCO2の拡大は脱炭素社会への取組として喫緊の課題です。また、追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスによって、世界中に多くの困難がもたらされています。

今、世の中は持続可能社会を目指し進み始めています。企業も同様に持続的成長を求められています。今、私たちが力を入れていること、それはESG(環境:Environment、社会:Social、企業統治:Governance)への取り組みを行動の中心に据え、長期的な視点でお客様の幸せを実現する製品やシステムを創り出すことです。それが持続的な成長へ繋がっていくと考えるからです。

困難な状況だからこそ、「人と人との心を繋ぐ快適なコミュニケーションツールを常に創造する」ことがパスカルの使命であります。お客様の幸せや喜び、その喜びが社員の喜びに繋がる事を願い、「見える化」技術を常に研究し、新技術、新ビジネスを創造する技術者集団を目指していきます。

株式会社パスカル 代表取締役

井上 隆